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『経営戦略としてのワーク・ライフ・バランス』
学習院大学経済経営研究所 編
第一法規/3000円+税
 

今、社会の注目を集めているワーク・ライフ・バランス(WLB)。女性活用や長時間労働の解決など、WLBの推進に向け、企業への期待も大きい。
 本書では、WLB推進を目的に資生堂などによって設立された「WLB塾」参加企業34社の取り組みを紹介。男性の育児休暇促進や短時間労働、在宅勤務など、日本におけるWLB最新動向を知ることができる。

また、従来はわかりにくかったWLB施策の効果を測るツール「WJI」を紹介。その具体的な使い方から、活用事例までを収録している。まさに、WL B導入・推進の一助となる一冊だ。

『組織潜在力』
その活用の原理・原則
小林惠智・古野俊幸 著
プレジデント社/1600円+税

 

優秀な人ばかり集めたのに成果が出なかったことはないだろうか。それは、人と人との相性が、チームの生産性を左右するために起こる。従来、相性は科学的に測れないとされてきた。本書は、日本的経営の強さである組織力の源泉は「人と人の相互作用」にあるとし、人の組み合わせ(チームづくり)について論じたもの。

 
その具体的な手法として、著者の小林惠智氏自ら開発に携わった、人の相性を客観的に評価する「FFS理論」を展開。実証データを交えながら、組織の生産性を上げる人の組み合わせの普遍的法則の導出を試みている。

『リーダーシップ構造論』
リーダーシップ発現のしくみと開発施策の体系
波頭亮 著
産業能率大学出版部/2200円+税

 

近年、リーダーシップが戦略的経営を実現するカギとなっている。的確な戦略と合理的な組織制度が整っていても、業績が上がらない企業が見られる中、それらを運営・実行する力のあるリーダーが求められているのだ。

本書は『戦略策定概論』『組織設計概論』に続く戦略的経営に関する三部作の完結編で、リーダーシップに関する課題について明快な解答を提示していく。どのような過程でリーダーシップは発現するのか、リーダーシップを意図的に開発するために効果的な施策は何かなどについて論理的に書かれている。

『モチベーションエンジニアリング経営』
人材流動化時代の新たな経営手法
小笹芳央・勝呂彰 著
東洋経済新報社/1600円+税

 

コンサルタントとして、多くの企業の風土改革などを手がけてきた著者の持論は「これからの企業が、厳しい環境の中で勝ち残っていくためには、従業員のモチベーションを高める以外にはない」というものだ。本書では、金銭や地位といった従来の直接的な報酬ではない独自のモチベーションアップ手法を展開。

 

社員の意識を高め、団結させるだけでなく、ステークホルダーのモチベーションも上げる「モチベーションカンパニー」のつくり方を提示している。 著者の豊富な経験から培われたノウハウが、わかりやすく紹介されている。

『企業変革の人材マネジメント』
若林直樹・松山一紀 著
ナカニシヤ出版/3500円+税

 

成果主義の導入が企業に与えたインパクトは大きい。その導入は、人材マネジメント制度の変革期に行われ、企業変革のための手段として注目された。しかし、成果主義は本当に企業の組織能力を変革し、高めたのだろうか。

本書は、成果主義に代表される近年の人事制度改革の狙い、改革の過程、結果についてさまざま角度から再検討を試みている。また、成果主義に限らず、キャリア・マネジメントやダイバーシティ・マネジメントなども新たな視点で整理・検討されており、近年の人事改革について学ぶには格好の素材となる一冊だ。

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